ナンパー春ー

はあけぼの

ようよう白く

なりゆく玉際

すこしかゆくて

玉の毛生えたり。


4月某日

 

 

 

 

 

 

 

”春は街が浮かれる”

ナンパ仲間のA氏はそういった。

 

 

半信半疑で

街に出るおぱちょ。

 

 

時は夕刻。

たしかに街はざわついていた。

 

 

新歓、新入社員、上京。

 

 

今まで地方にいた人たちが

大都会 東京にきて

期待と不安の入り混じった表情で

浮かれている。

 

 

 

僕自身、慣れたもので

満開に乱れ咲くのごとく

多種多様の人々が入り乱れるこの新宿で

「今日抱かれてもいい」

という

ひとひらの花びら

確実に掴むことができる。

 

 

もはや能力者の域だ。

 

 

花びら、1枚目

慣れない街でのように美しいその子は

まさに頬を桃色に染めながら

風に舞っていた。

 

 

 

「今暇してますか?」

「あ、大丈夫です」

 

 

 

意に反した解答。

粘ることなくその場を去ろうとすると

「あ!時間あるって意味の大丈夫です」

 

 

そうきたか。

花見の時間が始まる。

 

 

 

 

齢18、上京したて、出身秋田。

かわいらしい桃色の頬は

真っ白な肌によく映えた。

 

 

 

 

 

 

 

ネカフェ連れ出し、即!!

 

 

 

”春は街が浮かれる”

 

 

 

なるほどね。

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